
ファーウェイ、AIで指向性制御する基地局 通信の需要変動に対応 - 日経クロステック
中国の華為技術(ファーウェイ)は、センサー機能とAIによる電波制御を搭載した通信基地局を、モバイル関連の国際展示会「MWC Barcelona 2026」で発表しました。この基地局は6G向けのインフラ構築に貢献する革新的な技術を提供します。
「Alphaアンテナ」と名付けられたこの基地局は、湿度、温度、揺れを感知できるセンサーを内蔵しています。その結果、地震や強風により電波塔が倒壊する危険性がある際には、通信事業者に自動で通知が届きます。また、無断で鉄塔に登るといった行為も監知可能です。これにより、通信インフラの安全性が大幅に向上し、自然災害への迅速な対応が実現します。
さらに、基地局はAIを活用した指向性ビームを用いることで、通信のカバレッジを改善しました。従来は垂直方向のビームだけでしたが、AIにより4方向へ最適にビームを放射できるようになり、利用者の需要変動に柔軟に対応可能です。例えば、帰宅時間帯のトンネル内部や交差点などで、通信需要の高まる場面に合わせて集中放射することができます。これにより、都市部での通信の効率が向上し、より快適な通信環境が提供されます。


